今年の4月29日、GWを利用して福島、宮城の一部の被災地へ行ってきた。
東日本大震災から1年以上経った今、離れた場所に住んでいる私たちにいったい何ができるだろう、
と自分の目で確かめたかったからだ。

しかしながら、松島、石巻で目の当たりにした光景は、あまりにも自分たち人間の無力さを見せ付けらたようで
ショックと同時にただただ空しいばかりだった。
そんな中、けっきょく考えたことは、今もなお、復興を待って一緒に暮らそうとしている飼い主さんの、
いや亡くなった飼い主さんもいる残された犬猫たちが、1年以上狭い場所で自由を奪われて拘束されている
という実態を見て、ケアの人手が足りないということを聞いて、
実体験したシェルターボランティアを続けることしかないと思った。

人間の支配下に置かれた彼らたち・・・言葉を発しない彼らは何を考え、本当はどうしたいの?

果たしていつまで続くのだろう。。。きっと、この実態はあまり知られていないと思った。

だからこそ、定期的に、行ける人が行けるときに、少人数でも集まっていけるシステムを作りたいと、心に誓った。

4月末からのシェルターボランティアの様子は古いサイトのドッグ&ライフページに・・・
改めてこちらでも追ってご紹介させていただきます。

どうか、継続して、参加できる人が一人でも増えますように。。。

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最新の活動報告より~
8月25日(土)、早朝よりファンケルさんの貸切バスにて
福島第一・第二シェルターのボランティア活動に参加してきた。

今回は、前回までの個人としての活動ではなく、
ママンサポーターズ改め、「PRECIOUS」という活動名になった「つぼみプロジェクト」
被災地支援プロジェクトのバックアップをしているトーキョーデボランティアの一員としての参加。

以前、ご紹介した活動報告(下記)等、強くボランティア人員の必要性を要すると
今回は、ファンケルさんの方々が多く手を挙げて、活動参加してくださった。
http://tkdv.blogspot.jp/2012/05/20110512.html

貸切バスすということで、第一・第二シェルター2箇所に分担して行けたのは
とても有難いと思った。
というのは、第一は飯野町というところで、第二の三春町から40から50分更に離れたところにあるため、
個人的なボランティアではなかなか両方に参加するのは難しいからだ。
上記の活動報告は第一シェルター、こちらは里親が必要な子たち。

私は、もろもろの事情から前回2回とも第二の三春町。
こちらは、仮設住宅から解放されるのを待っている飼い主さんたちのペットたち。
なので、飼い主さんたちはいるけれど、いつ戻れるかもわからない、いわゆる先の見えない状況のペットたち。

私は、迷った末、前回からの流れで三春町に行かせてもらった。
今回は、親しい友人たち2名とのそう、トーキョーデボランティアとしての参加。

この日は、8月という世間では夏休み月の最終の土曜日ともあり、
各地からのボランティア希望も多く、結局20名近くとなり
現地スタッフと併せると、26、7名位という多人数となった。

このことについてまず話せば
多すぎても少なすぎても、活動としては困る現状。

正直、多すぎるということはないと思うが、
同行したかったもう一人の友人は、人数制限で断られた。
5時間、という決まった時間であることと同時に、
現地スタッフさんとしても指示ができなくなるからだ。

しかしながら、平日は相変わらず人手がまったく足りないという。

この状況をまずはやはり克服しなければ、
例の散歩の時間が足りない、をはじめ、その他のケア時間も短いままでも仕方ないのが現実だ。

貸切バスは、6時半には横浜組をピックアップしてくれた後
私たち東京組は7時過ぎに東京駅を出たにも関わらず、
渋滞に巻き込まれたりもろもろあり、10時半到着予定がなんと11時半をまわってしまい、
さて、参加しようと勇み足だったところ、もう午前中の大事な ”犬舎の清掃” というのが終盤に近づき、
中途半端になってしまうため、そのまま休憩に入ることになった。

仕方がないが、せっかく来たのに休んでいる時間も惜しいね・・・と
みんなでもどかしがったのも事実だった。

実際、ワンちゃんの散歩というありがたい仕事がメインになってしまったが、
人手が多いということで、結局、活動時間は変わらないため、
1匹に2人が付いての散歩となった。

でも、少しゆっくりめに。。。

すると、状況がわかったかのように、生い茂る緑の中にモクモク、モクモク、どんどん行っちゃう子♪♪
気持ちいいなぁ。。。

 

よかった~!!
みんないつもより伸び伸びしていたように思える!

というのは、私としては、前回、5分という散歩時間の延長他、改善点を書面にて提出していたが
(多くの方が同じ意見)やはり、行政、ということもあり、さまざまな理由から
簡単に仕事内容を変更することができない、との回答だった。

ただ、やはり、改善していただきたかったのは
午後の一番暑い時間の散歩タイム。
13時~14時過ぎ・・・この猛暑の中、やっと外の空気に触れた彼らが、
アスファルトの太陽が照りつけた地面を歩かなければならないのが
やはり、不憫でしかたなかった。。。

でも、うんちくんを5回もした子がいた!! 嬉しかった!気持ち良さそうに。。。
してい~い? してい~い?って^^

新たに敷地にはプレハブ小屋がいくつも。。。

これは、今なお、原発近くで俳諧している動物たち(ここでは犬猫たち)を
新たに捕獲し、ケアをするための小屋だという。

これには、また更に複雑な思い、、、
繁殖してしまった動物たち、
人間になつかなくなってしまった動物たち、、、
野生で生きている彼らを、またこの先の見えない状況下、
限られた空間で生かさなければならないという現実。。。

もちろん、食べ物や寝る場所、清潔と安全・・・
それらを確保してもらえるという
生命線を与えられるのであるから、ある意味シアワセとも言わなければならないのだが、
現状、ほぼ自由のない暮らしを強いられている先住の動物たちを目の当たりにすると
果たして、彼らにとって本当の幸せとは、いったいなんなのだろう・・・
と、またしても胸が張り裂けそうになったのも事実である。

でも、とにかく、いや、だからこそ、現地シェルター活動はし続けなければ・・・

三春町が先に終わり、バスのお迎えを待って飯野町にある第一シェルターへ。


中には入れなかったが、
第二シェルターとは違い、
もともとあったシェルターということで
プレハブの大きな体育館のような場所だった。

そこには冷暖房完備で各自が快適に
彼らのペースで暮らしていた、と
ケアをされたボランティアさんが説明してくれた。
(上記リンクページ参照)

そんな中、7月に猫ちゃんが生まれたという。

ちっちゃな、ちっちゃな、命。。。
でも、大切な大切な命。。。

無理を言って、抱かせてもらった。
とても、あったかかった・・・

なんだか、可愛らしい横文字の名前が付けられていた。
そう、この子はもう里親さんが決まり、もらわれて行くらしい。
よかったね!!

そして、ありがとう。
いろんな意味で。。。

そして、ハナちゃんが前回も、そう今回も、覚えてくれていた。
最後に、また来るからね・・・と伝えた。
クぅ~ん、クぅ~ん、とペロペロ舐めてくれた。

ありがとう。。。  またすぐ会いに行きます。

 

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