年頭のご挨拶☆

初春のお慶びを申し上げます。

みなさま、昨年中も大変お世話になりました。

今年、2015年もこうして新たな年を迎えられましたことを、心より嬉しく、感慨深く思います。

昨年中は、改めて振り返ると
本当にさまざまな出来事がありました。

どちらかというと、仕事面よりもプライベートでの新たな体験の年となったような気がします。

2月 『福島被災動物もくもく訪問ツアー』
この旅においては、前年末より計画していた東日本大震災で、今もまだ行き場を失くし、辛い状況にある動物たちの現状を
1泊2日の福島を巡る旅で、ひとりでも多くの方々に知っていただこうと、被災地を巡るツアーを企画をさせていただきました。
催行するまでの道のりも、正直苦労の連続で、当日自分の身が持たないかもしれない、というテンションでもありました。
理由は、放射能汚染の値が高い浪江町も訪れることをルートに入れていたり、遠距離をいかに効率よく少しでも
多くの場所を訪れることができるか、更にその日は異例の大雪となり、危うく中止も覚悟する一瞬もあったり、催行中も
雪で突然の行き止まりがあり、ルート変更のためキャンセルの場所が相次ぐ状況を運転手さんの苦労のおかげでなんとか食い止めた
という事実もあり、最後まで帰り着く迄、実は涙なくして語れない苦労がありました。
結果として参加していただいた25名弱のみなさまには、「体験して初めて知った貴重な時間だった」など、
さまざまな前向きな感想をいただき、本当に実行することに意義があったのだと心救われる思いでいっぱいでした。

3月 親しい友の他界
これは、自ら命を絶つという衝撃的な事象となり、しばらくはショックから立ち直れず2週間以上、寝たきりになりました。
改めてこうして生かされている命の意味を深く深く考えさせられたと同時に、
『生かされている私たちこそが、精一杯生きるしかない』と深く誓った時期でした。

4月・5月・6月 福島被災犬猫里親会をアフロディーテ駒沢サロンにて開催
いわきのシェルター『リスタ』さんより、代表の鈴木理絵さんを筆頭に各ボランティアさんのご協力のもと、
福島いわきより日帰りで一日ずつ犬猫ちゃんたちの新しい家族探しのお手伝いの為、会場提供をさせていただきました。
6月には、熱心な動物愛護活動を続けられている『EVA』を立ち上げた杉本彩さんもお越しになり、ご協力いただきました。
長距離を日帰りという過酷な状況の中、人も動物も、本当に頑張り、新たな家族が決まった犬猫ちゃんも生まれました。
しかしながら、まだまだ先は見えない状況・・・さまざまな被災地問題の早い解決を願うばかりです。

6月 スピリチャル&エコビレッジ共同体 スコットランド北部にあるフィンドホーンへの旅
これは、まさに突然の、そして必然のフィンドホーンへのいざない、でした。
前述した3月に、数十年前にフィンドホーンを初めて日本に紹介された、寺山心一翁先生との出会いをきっかけに
先生の著書『フィンドホーンへのいざない』を、その辛い時期に唯一拝読できたことにより、
その道はみるみるうちに開けました。
ここで起きた奇跡の体験の数々は、私の一生の宝物となり、大きな希望と確信をもたらす、人生の貴重な出来事となりました。
まさに愛と感謝の国。それしかありません。

7月 石垣島家族旅行
これは、毎年訪れている沖縄旅行を2年前より石垣島へ。
我が愛犬たちへの感謝旅行。
飛行機はいつもハラハラですが、長期滞在中の彼らのはしゃぐ姿、遊び疲れてスヤスヤ眠る姿・・・などなど
すべてが、生きている素晴らしさ、生命の輝きを教えてくれる癒しの宝物の旅です。

9月 親しい知人たちの滞在や、再会など活動的な時期でした。

10月 シェ松尾青山サロンでの幻のピアノの音色とフレンチの巨匠松尾シェフのスペシャル料理とのコラボ企画協力
これは、知る人ぞ知る、あのスタインウェイの90000台目のアートピアノを、世界で活躍する、新進気鋭のピアニスト・
佐藤卓史氏が奏でる美しいピアノの音色と共に、皇室御用達のレストランシェ松尾の松尾シェフと幻ののコラボ。
これは、まさに五感で癒されるという意味でも、心身共に非常に贅沢な時間となりました。
12月25日、ゴチになります3時間スペシャル番組でも、その腕前を披露した松尾シェフ、
アフロディーテとしてそれらのディスプレイ協力も含め、貴重な時間に感謝。

10~12月 母の事故・入院・介護
「介護は突然やってくる」・・・その言葉通り、急な転倒により起こった出来事。
『健康』ということへのありがたさ、そして『介護』ということへの
重要性・必然性、身を持って感じた介護の大変さ。
自分の立場としてできる最善は何か、、、ということまで深く考えさせれた出来事となりました。
『身内の健康があってこそ、の幸せ』と改めて認識させられた出来事でもありました。

12月 愛犬・レガロの危機・手術
これは、短期で起こった病状の変化を思い知らされた瞬間。
かけがえのない命の危機に、『全身全霊で祈るしかない』と覚悟を決めた時期でした。
みなさまに感謝。
その他、宮崎の森のデザインをさせていただき、同時にそこから学んだたくさんの生命の尊さを目の当たりにし、
自分の今後の一生の課題となりました。

大きな出来事だけでもいろいろとあった、一年間。

この一年を決して無駄にしないと誓いました。
これらの体験をたくさんの光に換えて、
世の中に、地球に幸せが、そして笑顔がたくさん溢れるような2015年にしたいと心より思います。

長くなりましたが、そして、いつも未熟な私ですが、
どうぞ、本年もよろしくお願い申し上げます。

すべての生命に、感謝して。

アフロディーテの扉
佐々井 裕美